御祭神は「応神天皇」様です。全国の、八幡さまの総本宮であります九州の「宇佐神宮」の御霊を、勅命により勧請したと言われております。
「箭幹社八幡宮記」によりますと、今から約1300年前、第34代推古天皇様がご病気になり、全国の主だった神社に病気平癒の祈願を依頼されました。その後ご病気が全快いたしました折、当神社も多額の修復費をいただいたと記されています。
長らく、小田原の北条氏の配下であった小山田氏一族の氏神として、その勢力の及ぶ地域の総鎮守として崇敬されてきましたが、北条氏の滅亡、小山田氏の敗走等で神職不在の時期が続き、古文書の保存等がなされていないのが残念です。